作品名 | 母性 |
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公開年 | 2022 |
監督 | 廣木隆一 |
原作 | 湊かなえ |
主な出演者 | 戸田恵梨香、永野芽郁、三浦誠己、中村ゆり、山下リオ、高畑淳子、大地真央 |
上演時間 | 115分 |
評価 | 3 |
感想 | 母娘の関係を中心に複雑な感情と葛藤を描いている。 大阪市で女子高生が自殺するという衝撃的な事件が起きる。警察が自殺と他殺の両面で捜査を進める中、高校教師の清佳(永野芽郁)は自身の母親との関係について考え始める。 清佳の母親ルミ子(戸田恵梨香)は裕福な家に生まれ、結婚後も幸せな家庭を築いていたが、ある日、家が火事になり、自身の母親を助けるか、娘の清佳を助けるかの苦渋の選択に迫られる。その選択が、その後の清佳とルミ子の関係に影を落とすことになる。 永野芽郁と戸田恵梨香の演技は非常に感情的で、物語の核心に迫っている。 永野芽郁は、自身の母親との複雑な関係に苦しむ高校教師をリアルに演じ、戸田恵梨香は、母親としての強さと脆さを巧みに表現している。 映像は、日常の美しさと痛みを対比させながらも、控えめな色合いと照明で感情的な雰囲気を引き立てていて、要所で視覚的に強いインパクトを与えている。 本作は、母性というテーマを通じ、家庭内の緊張感や過去のトラウマがどのように次世代に影響を与えるかを問う作品で、親子関係の奥深さを考えさせられる一作である。 Amazon.co.jp ロケ地 六甲アイランド 太田酒造迎賓館 須磨浦公園 |