映画のロケ地・どこロケ!

映画の評価、見どころ、ロケ地情報を紹介します
「アフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を利用しています」

「汚れた心」

作品名汚れた心
公開年2012
監督ビセンテ・アモリン
原作フェルナンド・モライス
主な出演者伊原剛志、常盤貴子、菅田俊、余貴美子、奥田瑛二
上演時間107分
評価3.5     
感想 本作は、第二次世界大戦後のブラジル日系移民社会を舞台に描かれる、実話をもとにした衝撃のヒューマンサスペンスです
 

 
1945年、日本は第二次世界大戦で敗戦します。しかし遠くブラジルに暮らす日系移民社会では、その事実を受け入れられず、「日本は負けていない」と信じ続ける人々が少なくありませんでした

勝利を信じる「勝ち組」と、敗戦を受け入れる「負け組」
その対立はやがて暴力へと発展し、同胞同士が命を奪い合う悲劇へと向かっていきます

伊原剛志が演じるのは、日本の勝利を信じ続ける男。彼は純粋な愛国心ゆえに現実を受け入れられず、次第に過激な思想へと傾いていきます

一方、常盤貴子演じる妻は、夫を想いながらも揺れ動く現実の中で苦悩します
 

 
本作の最大の見どころは、「正義」と「信念」が暴走していく過程を、静かに、しかし容赦なく描いている点にあります

異国の地でアイデンティティを守ろうとした人々。その強い想いが、なぜ悲劇へと転じてしまったのか

伊原剛志は、狂気と信念のはざまで揺れる男を鬼気迫る表情で体現し、観る者に強烈な印象を残します。また、常盤貴子の抑制された演技が、作品全体に深い哀しみとリアリティを与えています

歴史の教科書では語られにくい、ブラジル日系社会の「もうひとつの戦後」
本作は、戦争が終わった後も続いた「心の戦い」を描き出しています
 

Amazon.co.jp
 
戦争映画でありながら銃撃戦よりも「思想の衝突」に重きを置き、信じることの危うさと人間の弱さを静かに突きつける重厚な社会派ドラマです
 
ロケ地
サンパウロ市街地
カンピーナスの東山農場