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「シン・ゴジラ」

作品名シン・ゴジラ
公開年2016
監督庵野秀明(総監督)、樋口真嗣(監督・特技監督)
原作
主な出演者長谷川博己、竹野内豊、石原さとみ、高良健吾、市川実日子
上演時間119分
評価4.5     
感想初めて、同じ映画を映画館で2回観た。それほど良かったと言うか、見終わった瞬間、何とも言えぬ嬉しさが込み上げてきた作品である。

皆が知っての通り、ゴジラは日本を代表するキャラクターで、第1作が公開されたのは1954年。モノクロ映像であった。

真っ黒な夜空をバックに、白く映し出される炎の中を、ゴジラが建物を踏み壊しながら歩く、その姿はリアルに恐怖を感じさせた。

その後、第15作(1975年)まで作られるが、しだいに子供向けのヒーローという色合いが強くなり、その恐怖は影を潜める。

私は、子供の頃、映画館で一度ゴジラを観た。当時、東宝は、「東映まんがまつり」に対抗して、「東宝チャンピョンまつり」という企画を立ち上げ、ゴジラやTVアニメなどを映画館で上映していたそうで、おそらく、それで観たのであろう。ゴジラの息子のミニラが出ていたように思う。

昭和ゴジラが終わって以来、長らく映画化されることはなかったが、平成になって復活する。

1984年の第16作「ゴジラ」を皮切りに第22作(1995年)まで7作品が作られた。

平成ゴジラが終わるきっかけになったのはハリウッドである。ハリウッドが「GOZILLA」の製作を決定したため、日本のゴジラは一旦幕を閉じることになった。

それを聞いたとき、残念というよりも、「ハリウッドが作る映像は凄いだろうし、どんな映画になるのか楽しみ」という期待感の方が強かった。

しかし、ハリウッドのゴジラは映画「ジュラシックパーク」に出てくる恐竜のような姿・動きをしていて、日本が作りだした怪獣・ゴジラではなかった。

そして、今回の「シン・ゴジラ」。まさに子供の頃に観たゴジラがそこにいた。

特に、ゴジラが背びれを紫色に発光させながら火を吐くシーンは鳥肌もので、挿入歌「Who will know」の荘厳な曲調と相まって、ゴジラ=神の化身をイメージさせる素晴らしい出来栄えになっている。何度繰り返し観てもまた観たくなる、そんなシーンなので、是非チェックを!

なお、映画のエンドロールでは、ゴジラのテーマなどに続き、「怪獣大戦争マーチ」が流れるが、これがまた良い。

初めから最後まで、観る者の心をくすぐる映画であった。

続編が作られることを期待する!
 

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ゴジラが最初に現れた場所

ロケ地東京湾アクアライン風の塔
所在地〒210-0862
神奈川県川崎市川崎区浮島町

ゴジラから人々が逃げているシーン

ロケ地蒲田駅東口前
所在地〒144-0051
東京都大田区西蒲田7丁目2−3

ゴジラが再上陸した場所

ロケ地鎌倉海浜公園
所在地〒248-0014
神奈川県鎌倉市由比ガ浜4丁目7−1

移転した政府の拠点

ロケ地立川広域防災基地
所在地〒190-0014
東京都立川市緑町