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「イチケイのカラス」

作品名イチケイのカラス
公開年2023年
監督田中亮
原作浅見理都
主な出演者竹野内豊、黒木華、斎藤工、山崎育三郎、西野七瀬
上演時間119分
評価3     
感想2018年から2019年に「モーニング」で連載された同名コミックで、後にテレビドラマ化されたシリーズの劇場版。
 

 
主人公の入間みちお(竹野内豊)は東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称・イチケイ)から異動となり、現在は岡山県の穏やかな町で勤務を続けている。
 
また、元イチケイメンバーの坂間千鶴(黒木華)は、裁判官の他職経験制度により、偶然にも入間が働く隣町に弁護士として配属される。
 
ある事件をきっかけに、入間と坂間は、裁判官と弁護士として、法廷で顔を合わせることになる。この2人のやりとりが面白い。
 

 
坂間は東大法学部出身で、エリート意識が高く、冗談が通じない堅物人間。一見、自信に満ち溢れているが実は傷つきやすい、そんな感情豊かなキャラを黒木華が好演している。
 
特に、弁護士としての初仕事(自動車の物損事故)で、自作の模型を使って事故の状況を説明するが、本人の熱弁の割に他の者へは伝わらず、裁判官が居眠りをしだすシーンは、不器用な堅物キャラが強調されていて引き込まれる。
 

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ロケ地
東京国立博物館(東京都台東区)
瀬戸大橋(香川県坂出市)
天華堂書店(群馬県高崎市)