作品名 | ハケンアニメ |
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公開年 | 2022年 |
監督 | 吉野耕平 |
原作 | 辻村深月 |
主な出演者 | 吉岡里帆、中村倫也、柄本佑、尾野真千子、小野花梨、六角精児 |
上演時間 | 128分 |
評価 | 5 |
感想 | アニメ制作の裏側を描いた直木賞作家・辻村深月の小説「ハケンアニメ!」を映画化。 新人アニメ監督の斎藤瞳(吉岡里帆)は、デビュー作で憧れの天才監督・王子千晴(中村倫也)とアニメの頂点(覇権)を争うことになる。 もしテレビの視聴率が振るわず失敗作に終われば、次の仕事はない。そんな追い込まれた状況の中、瞳は個性的なメンバーたちと衝突を繰り返しながらも、徐々に監督としての腕を上げていく。 クセ者のプロデューサーを柄本佑が演じている。2023年には映画「シン・仮面ライダー」に出演し、従来のイメージを覆す人間味あふれる一文字隼人(2号ライダー)を好演したが、本作品でも、何事にも動じない一見冷徹なキャラを独特なセリフ回しで演じている。 どこロケ!「シン・仮面ライダー」 アニメーター役の小野花梨の演技も良い。プライベートの時間を大切にし幸せになろうとするが、「神作画」を描く天才アニメーターゆえに依頼が殺到し仕事に追われる、そんな葛藤を抱えたキャラを演じている。 小野花梨は、本作の演技が評価されて第46回日本アカデミー賞・新人俳優賞を受賞したほか、2021年のNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」に出演するなど、いま注目の女優である。 瞳のマンションの隣の部屋にカギっ子の少年が住んでいる。内面に悩みを抱える少年に対し、瞳は幼い頃の自分を重ね、そっと語りかける。心にグッとくる良いシーンである。 「この世の中は繊細さのないところだよ。だけど、それでもごくたまに、君を助けてくれたり、わかってくれる人はいる。わかってくれてる気がするものを、観ることもある」 ロケ地 つくば国際会議場(茨城県つくば市) エム・ベイポイント幕張ビル(千葉県千葉市) 滝野川稲荷湯(東京都北区) |