「いとみち」

作品名いとみち
公開年2021年
監督横浜聡子
原作越谷オサム
主な出演者駒井蓮、豊川悦司、黒川芽以、横田真悠、中島歩、古坂大魔王、ジョナゴールド、西川洋子
上演時間116分
評価4     
感想弘前市の高校に通う16歳の相馬いと(駒井蓮)は人見知りな性格。
 
津軽弁の訛りが強く、それがコンプレックスとなり、人とうまく話せない。
 

 
そんな自分を変えるため、一念発起して、青森市内の「メイド珈琲店」でアルバイトを始める。
 
最初、慣れない接客業に苦戦するが、店の人やお客さんたちとの交流を通して、しだいに人見知りの性格が改善されていく。
 

 
いとの祖母であるハツヱ(西川洋子)は津軽三味線の名手。
 
いとも祖母から手ほどきを受け、14歳の時には大会で賞をもらうほどの腕前である。しかし、自分の演奏する姿が恥ずかしいという理由で、しばらく遠ざかっていたが、ある事をきっかけに、再び、津軽三味線を弾くようになる。
 
祖母役の西川洋子は、伝説的な三味線奏者・高橋竹山の一番弟子。劇中で三味線を弾くシーンがあるが、その指さばき・バチさばきは滑らかで、美しさを感じさせる。
 
主役の駒井連は、9カ月間に及ぶ津軽三味線の猛練習の末、撮影に臨んだとのこと。
 
なお、映画のタイトルになっている「いとみち」とは、三味線の糸を押さえる人指し指の爪の先に、糸との摩擦によってできる、窪み(糸道)のことを言うそうである。
 

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ロケ地
岩木山(青森県弘前市)
弘前れんが倉庫美術館(青森県弘前市)
明治屋グランドビル(青森県弘前市)