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「ゴジラ-1.0」

作品名ゴジラ-1.0
公開年2023年
監督山崎貴
原作
主な出演者神木隆之介、浜辺美波、山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、佐々木蔵之介
上演時間125分
評価5     
感想「ゴジラ」の生誕70周年記念作品。
日本で製作された実写のゴジラ映画としては通算30作目になる。
 
舞台は第二次世界大戦後の焼け野原になった東京。
 
人々は、何もかも失った”ゼロ”の状態から這い上がろうと、必死に毎日を生きていた。
 
そこに、ゴジラが現れる。
 
復興途上の街を次々と破壊し、一瞬にしてゼロ以下の”マイナス”の状態に変えてしまう。
 

 
ゴジラの、一切の妥協を許さず、街を破壊し尽くす姿は、第1作を彷彿とさせ、恐怖そのもの。
特に、口から熱線を吐くシーンは圧巻!観客のワクワク感を煽る手法で描かれており、この着想を得て映像化したことに感心する。
 
熱線が直撃した方向には、核爆弾が投下されたかのようなキノコ雲が立ち上る。
これまでのゴジラ映画では、熱線により建物が直接的に破壊されるシーンが描かれていたが、今回のキノコ雲による描写は、はるかにシビアな被害を連想させ、ゴジラの国家的な脅威に説得力を持たせている。
 
迫力ある映像に加え、アノ荘厳なテーマ曲が流れれば、もう何も言うことなし。
 
「ゴジラ-1.0」は日本アカデミー賞で、作品賞など8冠を達成。アメリカのアカデミー賞でも視覚効果賞にノミネートされた。
 
「ゴジラ-1.0」がこれほどまでに評価された理由は、ゴジラの迫力映像はもちろんのこと、それに立ち向かう人々の姿がしっかりと描かれていたことが一因だと思う。
主演の神木隆之介や浜辺美波を筆頭にそれぞれの俳優の演じたシーンがすぐに思い浮かべられ、人間ドラマとしても見ごたえのある作品であった。
 
ゴジラ映画の最高到達点と評した記事もあったが、まさに同感で、今後のゴジラ映画のハードルが上がったなと、少し心配でもある。
 

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ロケ地
下館総合運動場(茨城県筑西市)
筑波海軍航空隊記念館(茨城県笠間市)
旧岡谷市役所(長野県岡谷市)