作品名 | 劇場 |
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公開年 | 2020 |
監督 | 行定勲 |
原作 | 又吉直樹 |
主な出演者 | 山崎賢人、松岡茉優、寛一郎、伊藤沙莉、入江甚儀、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、吹越満 |
上演時間 | 136分 |
評価 | 3 |
感想 | 劇団「おろか」の脚本家兼演出家の永田(山﨑賢人)は、前衛的な作風で社会の問題を表現しようとするが、思うように成果を上げられず、仕事や人間関係に悩みを抱えています。 そんな時、沙希(松岡茉優)と出会い、お金がない永田は、沙希の部屋に転がり込むことに。 沙希は彼を支え続け、永田も彼女を大切に思いますが、彼の演劇への没頭と理想と現実のギャップがしだいに二人の関係に影響を及ぼすようになります。 物語は、永田と沙希の複雑な関係と、永田の創作への執念に焦点を当てながら、二人がどのようにそれぞれの道を歩むことになるのかを描きます。 山崎賢人は、これまでの「陽キャ」イメージを捨て、陰鬱で複雑なキャラクターを演じています。特に、風貌(ぼさぼさのヘアスタイルや無精ひげ)を徹底的に作り上げた感があり、主人公の感情の揺れや苦しみをリアルに描き出しています。 彼の新しい一面が見られる貴重な作品です。 印象的なカメラワークや映像の美しさも素晴らしく、ストーリーだけでなく、視覚的にも楽しめる映画になっています。 感動的でありながらも考えさせられる部分が多く、観た後の余韻が長く続く、そんな作品です。 ロケ地 小劇場 楽園 鎌倉橋 駅前劇場 cafe viet arco |