「唄う六人の女」

この記事では、「唄う六人の女」の見どころや、キャストの演技など、観る前に知っておきたいポイントを解説します

「この映画、気になるけど、実際どうなの？」という方は、ぜひチェックしてみてください！

あらすじ
父の訃報により故郷へ戻った萱島（竹野内豊）と、彼の父が所有していた山林を引き継ぐことになっていた宇和島（山田孝之）

2人は山道を車で移動中に事故に遭い、意識を失ってしまいます

やがて目を覚ました彼らは、見知らぬ森の奥にある屋敷で、正体不明の6人の女性たちに監禁されていることに気づきます
 

 
六人の女の圧倒的な存在感
本作の最大の魅力は、やはりタイトルにもある「六人の女」たちの存在。誰一人として印象が薄くなく、それぞれが強烈な個性と魅力を放っています

ミステリアスで妖艶、そしてどこか人間離れした彼女たちの演技が、観る者を異世界へと引き込みます

映像と演出｜破綻せずに世界観をまとめ上げた監督の手腕
幻想的な要素を取り入れた映画は、ともすれば現実味を失い、物語が散漫になることもあります。しかし、本作は、その危うさを巧みに回避し、最後まで観る者を惹きつけ続けます

異空間のような山の描写、シュールな展開、そして意味深な台詞の数々

それらを破綻なく一つの「物語」としてまとめ上げた、制作陣の手腕が光ります

竹野内豊＆山田孝之＆津田寛治｜登場人物に命を吹き込む俳優陣の存在感
竹野内豊が演じる主人公は、どこか力の抜けた飄々としたキャラクター。重いテーマを扱いつつも、彼の存在が緊張感を絶妙にほぐします。まさに、竹野内豊にしか出せない空気感、クセになります

一方、山田孝之の演じる“悪役”は、本当に腹立たしいほどリアルで憎らしい。徹底した悪役を見事に演じ切っています

そして、登場時間はわずかでも、津田寛治の演技が印象的。静かな佇まいのなかに潜む不気味さ、一瞬で“内に秘めた悪”の顔へと変貌するその演技には、思わず背筋がゾクッとしました
 

唄う六人の女
 
本作は、ストーリーのわかりやすさを求める人には少し難解に感じられるかもしれませんが、キャストの魅力、幻想的な世界観、映像美、演出力が絶妙に絡み合った作品であることは間違いありません

ちょっと不思議な映画を求めている方には、おすすめの一本です！
 
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