「浅田家」

作品名浅田家
公開年2020
監督中野量太
主な出演者二宮和也、妻夫木聡、平田満、風吹ジュン、黒木華、菅田将暉
上演時間127分
評価4     
感想実在する写真家を描いた映画である。「浅田家」が長年撮りだめた写真が非常にユニークで、そのテーマは主人公の写真家としての活動にもつながる。この映画を観終わって、実際に撮影された作品の数々を見てみたくなった。

 

 

ストーリー

浅田家は、主人公の政志(二宮和也)、父・章(平田満)、母・順子(風吹ジュン)、兄・幸宏(妻夫木聡)の4人家族である。家族は写真家志望の政志に振り回されながらも、その成長を後押しする。

父ちゃん、早よ撮って

父は年賀状に家族写真を載せるのが毎年の楽しみである。

場所を選び、子供達に専用の衣装を着せ、見た人がクスッと笑うような写真を撮っている。

今年は、お寺の境内で兄弟が並んでの一枚。

通り過ぎる人がこちらを見ている。

ロケ地専修寺
所在地〒321-4511
栃木県真岡市高田1482
アクセス一身田駅より徒歩約5分

もし一生にあと一枚しかシャッターを切れへんとしたら、お前は何を撮る

父からカメラを譲り受けた政志は写真撮影が好きになる。

大学のとき、卒業の条件として「たった一枚の写真で自分を表現すること」を課題とされた政志は実家に戻る。

そして、もっとも浅田家らしい、あの日の瞬間を写真に撮りたいと提案する。

ロケ地公立長生病院
所在地〒299-4192
千葉県茂原市本納2777
アクセス本納駅より徒歩12分

4月生まれだから、サクラちゃんですか?

政志は写真家になるため上京し、幼馴染の川上若奈(黒木華)の部屋に居候させてもらう。

家族写真をテーマに活動しようと決めた政志のもとに、初めての依頼がくる。

家族のもとを訪れた政志は、ある写真のアイデアを家族に告げる。

ロケ地大泉中央公園
所在地〒178-0061
東京都練馬区大泉学園町9-4-3
アクセス成増駅よりバスで約20分

一度乗った船は最後の最後まで降りない主義

家族写真の仕事が順調に回り始めたとき、東北地方で震災が起きる。

政志は以前写真を撮影した家族の安否が気になり、その消息を確かめるため、被災地を訪れる。

町役場に行くが手がかりなし。

そんなとき、町役場の前で写真に着いた泥を洗い、机の上に並べる青年を見かける。

青年の意志に共感し、写真洗浄を手伝うことになった政志は、近くの小学校に洗った写真を貼り出すことにする。

ロケ地旧出丸小学校
所在地〒350-0142
埼玉県比企郡川島町上大屋敷100
アクセス大宮駅より車で約30分

200万払うなんて絶対嫌や

久しぶりに実家に戻った政志はいつもの場所で釣りをしている。

そこへ若奈がやって来た。

ロケ地津港岩田川南防波堤
所在地〒514-0803
三重県津市柳山津興
アクセス津新町駅より車で約10分