「【推しの子】 The Final Act」

作品名【推しの子】The Final Act
公開年2024
監督スミス
原作赤坂アカ
主な出演者櫻井海音、齋藤飛鳥、齊藤なぎさ、原菜乃華、あの、成田凌、二宮和也
上演時間129分
評価3.5     
感想 本作は、人気漫画【推しの子】を実写化したシリーズの完結編です
 

 
かつて天才的な人気を誇ったアイドル・アイ(齋藤飛鳥)は、ある事件によって命を落としました

その出来事は、彼女の子どもとして生まれ変わった双子・アクア(櫻井海音)とルビー(齊藤なぎさ)の人生を大きく変えていきます

成長した二人は、それぞれの道から芸能界へ足を踏み入れます

妹のルビーは母のような輝くアイドルを目指し、兄のアクアは母を死へと追いやった人物の真相を追い続けていました

やがてアクアは、芸能界の奥深くに潜む「ある男」の存在へとたどり着きます

映画制作という形で真実に迫ろうとする彼の計画は、周囲の人々の運命をも巻き込みながら、やがて避けられない対決へと向かっていきます
 

 
本作の見どころは、華やかな芸能界の裏側に潜む残酷さと、人が輝くために払う代償を真正面から描いている点にあります

SNS、スキャンダル

夢を追う若者たちが立つ舞台はきらびやかである一方、その裏では評価や競争、そして人間関係の駆け引きが絶えず渦巻いています

アクアを演じる櫻井海音は、復讐という強い目的を抱えながらも、次第に周囲の人々の想いと向き合っていく複雑な人物像を繊細に表現しています

齋藤飛鳥が演じる伝説のアイドル・アイの存在感も際立っており、わずかな登場シーンでありながら、その笑顔や言葉の一つひとつが物語全体の軸となり、観終えたあとも強い余韻を残します

そして物語の大きな見どころとなるのが、アクアとルビーの「転生」に関わる真実が明らかになる場面です。序盤に描かれる出来事が、終盤で思いがけない形でつながっていく構成は見事で、その真実が明かされる瞬間は、本作の中でも特に心を揺さぶられる場面でした。こうした見事な伏線の回収からも、改めて原作の良さを実感させられます
 

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本作は、華やかな芸能界の光と闇、その中で生きる人々の夢と痛みを描いた物語です。エンターテインメントでありながら、「人はなぜ輝こうとするのか」を静かに問いかける一作です
 
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