「ジャッジ!」 2024.01.06 2022.04.03作品名ジャッジ!公開年2014監督永井聡原作ー主な出演者妻夫木聡、北川景子、リリー・フランキー、鈴木京香、豊川悦司、風間杜夫上演時間105分評価4 感想 広告業界の裏側を面白おかしく描いたコメディ。 脚本は、ソフトバンクの「白戸家(しらとけ、ホワイトけ)」シリーズをはじめ、数々のヒットCMを手掛ける澤本嘉光。 監督は、CMディレクターで、今回が長編映画デビュー作となる永井聡。脚本を担当した澤本とは以前から親交があり、今回、澤本の依頼を受けた。 大手広告代理店で働く落ちこぼれ広告マンの太田喜一郎(妻夫木聡)は、アルファベット表記で名前が同じとの理由で、上司の大滝一郎(豊川悦司)から、世界一のテレビCMを決める「サンタモニカ国際広告祭」の審査員の仕事を押し付けられる。 さらに、現地で毎夜開かれるパーティには同伴者が必要とのことで、ギャンブル好きな同僚・大田ひかり(北川景子)が偽の妻として同行することになる。 喜一郎は大滝から「広告祭のことなら全部この人に聞け」とアドバイスされ、資料保管室に勤める窓際社員・鏡(リリー・フランキー)の元を訪れる。鏡は、皆の注目を集めるためとして、ペン回しの技術を伝授し、オタクグッズを手渡す。そして、審査会で使える英語を教える。 When I spin this pen, I have something to say. (ペンを回した時は言いたい事がある時だ) What I’m about to say is very important. (これから、大事なことを言う) Silence is golden. (沈黙は金) 喜一郎とひかりは現地に到着し、広告祭が開幕するが、その時になって、喜一郎は、自分に課せられた今回の真のミッションを知る。それは、自社の得意先である「ちくわ堂」が製作したCMを入賞させること。もし失敗すれば、会社をクビになってしまう。しかし、そのCMは、センスのかけらもなく、賞をとるなど夢のまた夢のような駄作であった。 受賞に向けて各国の駆け引きが活発になる中、唯一、喜一郎は誠実に、自分の信念に基づいた発言と行動をする。 そんな喜一郎の振る舞いを見て、最初は馬鹿にしていたひかりも、しだいに喜一郎のことを見直し、手助けをするようになる。 本作の主題歌はサカナクションの「アイデンティティ」。製作サイドが、この歌詞と喜一郎の心情が重なるという理由で、サカナクションにオファーし、決定した。 喜一郎が通うバーロケ地青山ロビンズクラブ所在地〒107-0052 東京都港区赤坂7丁目3-38 プラース・カナダB1Fパーティ会場ロケ地旧ホテルアクシオン館山(館山リゾートホテル)所在地〒294-0312 千葉県館山市小沼352