| 作品名 | みをつくし料理貼 |
|---|---|
| 公開年 | 2020 |
| 監督 | 角川春樹 |
| 原作 | 高田郁 |
| 主な出演者 | 松本穂香、奈緒、若村麻由美、浅野温子、窪塚洋介、松山ケンイチ、反町隆史、薬師丸ひろ子 |
| 上演時間 | 131分 |
| 評価 | 3.5 |
| 感想 | 心温まる人間ドラマと感動的な再会の物語が織り交ぜられた作品。 幼い頃に大洪水で離ればなれになった澪（松本穂香）と野江（奈緒）。 澪はそば処「つる家」の料理人として、野江は有名な吉原の花魁「あさひ太夫」としてそれぞれの道を歩む中で、多くの困難に直面します。 特に澪が経験するライバル店からの嫌がらせや、放火などの試練は、彼女の強さと忍耐力を際立たせます。 一番の見どころは、澪と野江が再会する場面です。 互いに顔を合わせることなく、障子越しに「狐はコンコン 涙はこんこん」という合図を通じて存在を確認するシーンは、切なくも美しく、心に残ります。 このシーンは、彼女たちの深い絆と、どれだけ長い時間が経とうとも変わらない友情を象徴しています。 また、野江が体調を崩した際に、澪が贈る思い出のかんざしがお弁当の中から出てくる場面も涙を誘います。 本作は、料理と友情、そして再会というテーマを通し、観る人に深い余韻を残します。  ロケ地 日光江戸村 |
「みをつくし料理貼」
