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「恋する寄生虫」

作品名恋する寄生虫
公開年2021
監督柿本ケンサク
原作
主な出演者林遣都、小松菜奈、井浦新、石橋凌
上演時間99分
評価3     
感想 孤独な青年と心に傷を持つ少女が、心を通わせていく過程を描いたラブストーリー
 
極度の潔癖症を抱えた高坂賢吾(林遣都)は、人間関係を築くことに強い恐怖を抱え、毎日を苦しみながら過ごしています
 
そんなとき、ひょんなことから視線恐怖症で不登校の高校生・佐薙ひじり(小松菜奈)の面倒をみることになります
 
最初は、彼女の攻撃的な態度に閉口する高坂でしたが、やがて彼女の内面に触れることで、二人の関係は少しずつ変わっていきます
 

 
二人の出会いは、奇跡的でもあり、まさに“寄生”的なものでした
 
高坂は自分の心を守るために、ひじりの“寄生”に無意識に依存し、ひじりは孤独を埋めるために高坂に寄り添います
 
「クリスマスに手をつないで歩く」というシンプルな目標を掲げ、心のリハビリを始める過程は、印象に残る場面になっています
 

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本作の魅力は、単なるラブストーリーではなく、むしろ、どこか破綻寸前で、でも切実に美しいところ
 
映像作家の柿本ケンサクがメガホンを取ったことで、繊細で美しい画面作りがなされています
 
ラストシーンに向けて、二人がどんな結末を迎えるのか、ぜひ観て下さい!
 
ロケ地
都立水元公園
国立科学博物館
多摩モノレール通り
としまえん