| 作品名 | はたらく細胞 |
|---|---|
| 公開年 | 2024 |
| 監督 | 武内英樹 |
| 原作 | 清水茜 |
| 主な出演者 | 永野芽郁、佐藤健、芦田愛菜、山本耕史、染谷将太、深田恭子、阿部サダヲ |
| 上演時間 | 109分 |
| 評価 | 4 |
| 感想 | 映画「はたらく細胞」は、人体の中で働く細胞という視点から、私たちの身体を壮大な舞台に見立てたアクション・エンターテインメントです 赤血球、白血球、血小板など、私たちの体を支える細胞たちの奮闘をスケール感あふれる映像で表現しています 一方、父親の茂(阿部サダヲ)は、トラック運転手として忙しい日々を送っており、ジャンクフード・酒・タバコを好む不摂生な生活を続けています。その結果、茂の体内は常に炎症やストレスが絶えない、細胞たちにとって過酷な職場環境になっています 本作では、正反対の生活習慣を送る日胡と茂の体内、それぞれの舞台で、赤血球(永野芽郁)や白血球(佐藤健)をはじめとする細胞たちが、どう働き、押し寄せる危機にいかに挑むのか、その活躍をスリリングに描いています また、本作ならではのユーモアとスケール感で、混沌とする体内世界がドラマチックに描かれています 特に、白血球を演じる佐藤健のアクションは圧巻。彼の代表作である映画「るろうに剣心」を彷彿とさせるスピード感とキレのある動きが、細胞たちの戦いをよりリアルで迫力あるものにしています 冒頭からラストまで、私たちの生活習慣や健康意識を振り返させる巧みなメッセージが潜んでおり、細胞たちの働きを楽しみながら、自分の体にも優しくなれる、そんな一本です |