| 作品名 | 十一人の賊軍 |
|---|---|
| 公開年 | 2024 |
| 監督 | 白石和彌 |
| 原案 | 笠原和夫 |
| 主な出演者 | 山田孝之、仲野太賀、尾上右近、岡山天音、野村周平、玉木宏、阿部サダヲ |
| 上演時間 | 155分 |
| 評価 | 3 |
| 感想 | 映画「十一人の賊軍」は、幕末の風雲を背景に、罪人たちが賊軍として命を賭ける壮絶な時代劇アクションです 1868年、旧幕府軍と新政府軍が激突した戊辰戦争のさなか、越後・新発田藩では、藩の命令によって罪人たちが「砦を防衛すれば無罪放免」という条件で決死の任務に送り出されます 駕籠かき人足の政(山田孝之)、剣術道場主の鷲尾兵士郎(仲野太賀)ら11人の男たちは、藩の裏切りや領地存亡の危機、自らの罪と向き合いながら、火砲と刀剣が飛び交う苛烈な戦場で命を懸けた戦いに挑みます 山田孝之や仲野太賀の演技には、戦場の凄絶さと人間の脆さ、そしてもがきながらも生き抜こうとする強い意志が滲み出ており、重厚な映像と相まって、物語に圧倒的な説得力をもたらしています 本作は、歴史の裏側に置かれた「無名の者たちの生き様」を丁寧に描く人間ドラマで、心に残る時代劇が観たい方におすすめの一本です |