作品名 | マスカレード・ホテル |
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公開年 | 2019 |
監督 | 鈴木雅之 |
原作 | 東野圭吾 |
主な出演者 | 木村拓哉、長澤まさみ、小日向文世、松たか子、渡部篤郎 |
上演時間 | 133分 |
評価 | 3.5 |
感想 | 原作は東野圭吾の作家生活25周年記念・第3弾として作られた作品。ちなみに、第1弾は「麒麟の翼」、第2弾は「真夏の方程式」。すべて映画化されており、主演は「麒麟の翼」が阿部寛、「真夏の方程式」が福山雅治である。 もう一つ、東野圭吾つながりで言うと、1995年に発売された自伝的エッセイ「あの頃ぼくらはアホでした」も、まだ超売れっ子になる前の作品で、作者の原点に触れることができるので、読んでみると面白いかも! ちなみに、「マスカレード」とは「仮面舞踏会」や「見せかけ、虚構」を意味する言葉で、英語で「masquerade」と綴る。仮面舞踏会は参加者が仮面などを身に着け身分素性を隠して行われる舞踏会のことで、中世ヨーロッパにおいて、貴族の間でさかんに催された。本作では、舞踏会の舞台を現代のホテルに、身分素性を隠す貴族を警官に置き換え、物語が進行する。 新田浩介(木村拓哉)は捜査一課の警部補である。都内で起きた予告殺人事件を追い、次のターゲットとされる「ホテル・コルテシア」への潜入捜査を試みる。新田はフロントスタッフに扮するが、不慣れなホテル業務にどう振る舞ってよいかが分からず、失敗を繰り返し、ホテルの教育係である山岸尚美(長澤まさみ)と度々衝突する。 この新田と山岸の掛け合いがこの映画の最大の見どころである。最初は「捜査のために一時的にやってるだけだ」と反発していた新田だが、徐々にホテルマンとしての振る舞いを身に着け、理解するようになる。 ところで、この映画には、木村拓哉と仲のいい明石家さんまもチョイ役として出演している。どこに登場しているかはよく観ないと分からないレベルだが、それでも雰囲気を十分に出して演技しているので、ぜひ見つけてほしい。 2021年には、マスカレードシリーズの第2弾となる「マスカレード・ナイト」が公開された。まだ観ていないが、こちらも、近々観てみたい。 |
ホテル
ロケ地 | ロイヤルパークホテル |
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所在地 | 〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町2丁目1−1 |
ホテルのロビー
ロケ地 | 東宝スタジオ8番ステージ |
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所在地 | 〒157-0066 東京都世田谷区成城1丁目4 |