「耳をすませば」

作品名耳をすませば
公開年2022
監督平川雄一朗
原作柊あおい
主な出演者清野菜名、松坂桃李、山田裕貴、内田理央、松本まりか、近藤正臣、安原琉那
上演時間114分
評価3     
感想 スタジオジブリで1995年に制作されたアニメ映画の実写化。原作にある中学生時代の物語に加え、主人公2人が大人になった10年後をオリジナルストーリーとして描いている。主演は清野菜名と松坂桃李。



読書が大好きな中学生・月島雫は、学校の図書室で、自分の借りたい本の貸出カードによく名前が書かれている「天沢聖司」に興味を持つ。ある日、ふとしたきっかけで、雫は聖司と出会う。最初はうまくかみ合わなかったが、将来の夢などについて話をするうちに、雫は聖司のことを意識するようになる。そんな折、聖司は自分の夢をかなえるためにイタリアへ行くと雫に告げる。離れ離れになってしまう2人だったが、聖司が夢を叶えた10年後に再会することを誓い合う。

中学生時代の雫(子役)を安原琉那(やすはら るな)が演じている。映画初出演とのことだが、明るく素直な性格の主人公を上手く表現している。



主題歌の「翼をください」は、雫が思い出の場所で歌うシーンなど、要所で効果的に使われている。特に「子供の時 夢見たこと 今も同じ 夢に見ている」というフレーズは、この映画のテーマとよく合っていて、選曲の良さを感じさせる。なお、エンドロールでは、公式の主題歌として、女優の杏が歌っている。

本作では図書の貸出カードに書かれている名前が物語のきっかけとなっているが、これとよく似たシチュエーションの映画として、1995年に公開された中山美穂主演の「Love Letter」がある。こちらもおススメなので、ぜひ観てほしい。


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中学生時代のシーン

ロケ地我孫子市立我孫子中学校
所在地〒270-1145
千葉県我孫子市高野山537

聖司が演奏会の前に雫を探すシーン

ロケ地神戸ホテル フルーツ・フラワー
所在地〒651-1522
兵庫県神戸市北区大沢町2150

聖司が街でチェロを弾くシーン

ロケ地ポルトヨーロッパ
所在地〒641-0014
和歌山県和歌山市毛見1527