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「マイ・ブロークン・マリコ」

作品名マイ・ブロークン・マリコ
公開年2022年
監督タナダユキ
原作平庫ワカ
主な出演者永野芽郁、奈緒、窪田正孝、尾美としのり、吉田羊
上演時間85分
評価4     
感想平庫ワカの漫画を映画化した作品。
 

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会社員のシイノトモヨ(永野芽郁)はテレビのニュースで幼い頃からの親友・イカガワマリコ(奈緒)が亡くなったことを知る。
 
悲嘆に暮れるトモヨ。
 
虐待を繰り返していた父親(尾美としのり)からマリコの遺骨を強引に奪い、マリコが行きたがっていた「まりがおか岬」へ向かう。
 

 
トモヨが使っているスマホの画面にひび割れがあるのは妙にリアル感がある。
 
スマホに登録されている上司の名前に「クソ」がつけられているのが面白い。
 
「まりがおか岬」に向かう途中、食堂でトモヨがカウンターに座り牛丼を食べるシーンがある。牛丼を自分の分とマリコの分の二つ注文し、その一つをマリコの遺骨の前に置く。そして、水が入ったコップを箸でチーンと鳴らしてから食べ始める。トモヨの友達を想う心根の優しさが伝わってくるシーンである。結局、マリコの分も完食する。
 
旅先でお金が無くなり困っていたトモヨを通りがかったマキオ(窪田正孝)が助けてあげる。
 
ストーリー的に、この二人の仲が発展していくのかと思いきや、最後、帰りの電車に乗り込んだトモヨがマキオにもらった弁当を食べることに夢中で、ホームで見送るマキオにはあっさり手を振るだけというのが、トモヨらしいし、マキオの「えっ」と唖然とした表情が良い。
 

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ロケ地
八戸港フェリーターミナル(青森県八戸市)
種差海岸(青森県八戸市)
下田駅(青森県上北郡)
葦毛崎展望台(青森県八戸市)