作品名 | 線は、僕を描く |
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公開年 | 2022年 |
監督 | 小泉徳宏 |
原作 | 砥上裕將 |
主な出演者 | 横浜流星、清原果耶、細田佳央太、河合優実、江口洋介、三浦友和、富田靖子 |
上演時間 | 106分 |
評価 | 4.5 |
感想 | 2020年本屋大賞の3位に選ばれた、水墨画の世界を描いた作品。 Amazon.co.jp 監督は映画「ちはやふる」の小泉徳宏。 Amazon.co.jp 大学生の青山霜介(横浜流星)は水墨画展の設営を手伝うアルバイト先で、突然、水墨画の大家・篠田湖山(三浦友和)に「弟子にならないか?」と声をかけられる。 戸惑う霜介。 後日、やはり自分には出来ないと断りを入れるために湖山宅を訪れるが、結局、弟子ではなく墨絵教室の生徒として湖山の指導を受けることになる。 霜介は、まず水墨画の基本的な筆遣いを習得するため、「四君子」と呼ばれる竹、梅、菊、蘭を描くことを課せられる。 Amazon.co.jpより 練習を終え、湖山を探して家の中を歩き回っていると、ある部屋で水墨画を描く女性の姿を見かける。湖山の孫・篠田千瑛(ちあき)(清原果耶)であった。千瑛は、自分を差し置いて、湖山が弟子を取ると言い出したことに反感を抱いていて、霜介にもきつく当たるが、やがて。。。 湖山の身の回りの世話をする一番弟子・西濱湖峰役を江口洋介が演じている。映画「るろうに剣心」の斎藤一役では原作を彷彿とさせるオーラを放っていたが、今回の湖峰も面倒見の良い気さくなキャラとしてイイ味を出している。特に、本作の中盤、普段とは一転して、真剣な眼差しで水墨画を描く姿はカッコよく、必見のシーンである! 「るろうに剣心」 原作は和月伸宏。幕末の京都で「人斬り抜刀斎」として名を轟かせた伝説の人斬り・緋村剣心(佐藤健)は、ころさずを誓い、腰に「逆刃刀」を携える。ある時、元新選組三番隊組長で警察官の斎藤一(江口洋介)からアヘン密売事件の捜査に協力するよう要請される 挿入歌としてyamaの「Lost」が使われているが、イイ曲なのでコチラもぜひ聴いてほしい。 Amazon.co.jp 霜介が野外で水墨画を描くラストシーンは200名のエキストラの前で行われたとのこと。 「想像さえしていなかった、真っ白な紙にある無限の可能性を。僕はそこに線を描く」 精神を集中し、最初の一筆を振り下ろす。この映像のアングルが素晴らしく、力強さが伝わってくる。何度も繰り返し観たくなるシーンである。 Amazon.co.jp ロケ地 成安造形大学(滋賀県大津市) 多賀大社(滋賀県犬上郡) 外村繁邸(滋賀県東近江市) 弘誓寺(滋賀県東近江市) |